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第15話 帝国軍と共同戦線が張られる

last update publish date: 2026-06-07 08:51:19

私の名前はミズモ・ラン。今私はオールトの雲で太陽系を離脱するための橋頭保確保のために敵バグの掃討作戦を従事してる。

どうやら地球サイドでは帝国と連合との共同戦線というか一致団結して敵バグと戦うという事になったそうだ。まあ、逆を言えば主義主張でのいざこざをやってる場合じゃあないという事になるわけだな。

まあ、そんな政治的なことがあったとしても私たちの周りではほとんど変わりはなかったね。

で、数週間後。我々はオールトの雲に橋頭保の成立に成功した私達は軍上層部から補給を受けて新たなフィールドに転戦することにあったね。いよいよ太陽系を越えて外宇宙という場所に進出するそうだ。そしてワープゲートを作るために私達エクセリオン大隊は威力偵察とワープゲート建設のための工兵隊の護衛という任務が与えられたね。当然私たちMS隊は威力偵察を担当になるわな。

そしていつもの兵員食堂にて。

「美鈴の作る飯はとても美味しい。以前の部隊では考えられんよ。まあ、この船の施設もすごいのだろうけれどね。合成食料とはいえここまで美味しく作れるのはすごいよ。美鈴。あんた兵隊稼業やめても料理人で食っていけれるほどの腕前だぜ。この料理の数々だけでもすごいよ」

と私は晩飯の料理にぱくついていると高槻たちも同じことを言っていた。

「ほんとそうだぜ。以前いた船の飯と比べたら本当に比べ物にならんぜ」

とまあ、そんな感じでAT隊とMS隊の皆が仲良く船の厨房で作られた料理を食べているころ・・・

帝国軍グリーゼ230ワープステーション

「シュタイン大佐。スマン。貴殿を脱出させたかったが最早脱出させる船はすべてやられてしまった」

「そうですか。ですが、貴方の責任ではありませんので、ところでオフレッサー大将殿援軍の方は如何でしょうか」

「うむ。全軍に援軍要請はしているとはいえこの最前線で包囲されている状況だ援軍は厳しいことになるだろうな。貴殿のような参謀様をこのような場所で死なせてしまうのは惜しいが・・・」

「ならば、散るにしてもせいぜい意地汚く生き延びて見せましょう」

「うむ。そうだな。刀折れ矢尽きるまで帝国軍人として誇りある振る舞いをしようではないか。これが人ならば降伏もあり得るが相手が人ではないならばだしな」

「ですな」

と、まあそんな会話をして最後の抵抗をしようと算段をしてるところに一人の通信兵が血相を変えてやってきた。

「大変です。援軍が着ます。ですが・・・」

それを見たオフレッサーが尋ねる。

「なにがあったか電文を読め」

「は。はい。援軍要請を受諾した。3時間後に到着予定。海洋連合軍所属ガンビアベイとの事です」

「しかし解せんな。なぜ連合が帝国のわれわれの援軍として来るのか。大佐その辺が判るか」

「たしか情報では帝国と連合が和解というか宇宙では共同戦線を張るという協定が結ばれるとの情報もありますが、ですがこの要請は受け入れるべきです。少なくても生き延びる可能性が少し増えました」

「うむ。そうだな。ローザ伍長。スマンがこう打電してくれ。”援軍感謝する。第201独立部隊オフレッサー大将とやってくれ」

「わかりました」

そんな感じでやり取りがあったようだ。

そして再び舞台は変わり。ガンビアベイでは・・・

「総員。これより共同作戦第一号となる。その最初が我々に白羽の矢が立った野郎ども。3時間後に戦闘になる各員休息をとっておけ2時間後に総員起こしとなる。各員の健闘を祈る」

その放送がなると我々は急いで食事を済ませて救援任務のための準備をしてた。

そして3時間後敵バグ艦隊と部隊に包囲された基地に到着した。

で、我々MS隊とAT隊双方に出撃命令が来たよ。

で、私達が先鋒として敵艦隊に切り込みを始めたね。まあ、戦略兵器を使う算段もあったけれどね。

で、私達はMSに乗り込んで出撃となったね。

まあ、そこでの戦闘はかなり激しかったけれど我々の部隊の損害はMSが数機中破しATも小破するも人的被害はなかったのが幸いだったね。まあ、私の愛機も小破してしまったわね。

そして包囲されていた基地の救援に成功したわね。で、我々の船はその基地の港部分に接岸し傷病兵の収容やこれからどうするのかの意見交換のために停泊となった。

隊長であるシーマ中佐と基地司令であったオフレッサー大将という人物といろいろと話し合いをしていたようだった。

で、あたしのような一介の准士官にはよくわからんというか関係のない話と思って、私はハンガーで整備班のスタッフたちと共に愛機の整備に関して話をしているところに帝国の兵隊が私に対して基地司令から話がしたいとのことだったそうだ。

私は何が何やらわからんがとるもとりあえず油まみれのツナギ姿で兵隊に案内されるがままに司令官の所へと行くことになる。

「司令。連れてきました」

と、従兵らしき人物が言う。

で。私は

「ミズモ・ラン准尉であります。一帯私に何か御用でありましょうか」

と尋ねるとシーマ中佐が青ざめていた。

「ばか。あんた一体全体なんて姿なの」

「機材の整備してました。で、着替える暇もなく呼ばれたのでそれで」

とまあ。そんな会話をしてるとひげ面の帝国大将の制服を着た男性が私に対して話しかけてきた。

「確かに君が黒き翼の戦女神のノーズアートの機体のパイロットなのだな。私は帝国軍人のハンスフォンオフレッサー大将である。貴方には私は命の恩義がある」

そういわれて私は何が何やらまったくわからず間抜けな返事をしていた。

「あの~。一帯どういうことで。私自身は帝国の人間を多数助けたりしたので誰が誰やらなんですが・・・」

それを聞いた彼は言う。

「たしかにそうだな。では8か月前のカロン戦線といえばわかるかね」

「ああ。確かに。ですがあの時実はスコア欲しさにレ級バグをヤッタだけで貴方方を掩護するとかそんな意図はなかったのですがね」

「それでも、その時のザクにあったノーズアートをみてだ。で、調べさせてもらったが君のスコアというか戦歴はすさまじいの一言だな。戦闘工兵で数々の戦場を渡り歩き主だった天王星、海王星、冥王星、カイパーベルトのハイブ攻略戦に従事し数々のハイブを爆破、破壊に従事するも、上官とのいざこざが原因で懲罰部隊に送られる。そこで目覚ましい活躍を見せ、二等兵に格下げの後に准尉まで上り詰めた。それでいいのだな」

「おっしゃる通りで。よくまあ、そこまで調べ上げましたね。で、そのわたくしに何をせよというかどう恩義を返すおつもりで」

と、あたしが言うと彼はトンデモナイことを言い出したわね。

「単刀直入に言おう。実はだなフロイラインミズモ。君のことを嫁にもらいたい」

その大将の言葉に私は酷く狼狽し、こう答えた。

「一体どうして。何の学も振る舞いも知らない田舎娘ですぜ。おまけに戦闘のケガにより子供を宿す能力もない女を嫁にもらいたいとは申し出は確かに嬉しいけれど、貴族の女としての義務を果せない以上お断りするしかないですね。大将殿」

「むう。そうだったのか。ところで見たところ健康そうな女性であるが何故に子を宿す能力がないというのかそれだけを知りたい」

「そうですか。それはですね」

で、あたしは工兵時代のケガの影響で下腹部を損傷してその影響で子宮がやられて子供を作る能力を喪失したことを伝えたね。それを知った大将もシーマさん達も憐れんでいたわね。

「なんというか。同じ女として子供作れなくなるのはかなりつらいわね」

「ならばシーマ大佐。大佐がオフレッサー大将の嫁になるのは如何ですか。オフレッサー氏は原始人の大将と言われるほどの近接格闘戦の名手故に艦隊運用は不得手。それに帝国と連合の融和のシンボルとしてうってつけだと思いますがね。それに行き遅れになると・・・あだ」

「まったく一言多いんだよ。でもまあ、ある意味玉の輿とも言えるんだよなぁ」

「むう。確かにシーマ殿でしたな。そのよかったらお互いを知り合う機会を貰いたいがどうかね」

「いいよ。なんというか行き遅れの女だけどまだ今なら子供もやれるかもね。どうかしら」

「む。良いだろう」

とまあ、そんな感じで美女と野獣てきなカップルが出来ちゃったりする。

後の話であるがこの二人は数か月後結婚が成立し、帝国側でもスピード婚と言われたが、どうやら彼女に子供が出来たらしく彼もまあ、独り身だったのでそのまま結婚しそのカップルは帝国と同盟の架け橋ともいわれたそうだ。なお、この二人の間には3男5女の子供が生まれてその子供たちが大活躍するがそれはまた別の話である。

話を戻すと白髪の義眼の帝国将校から私にアプローチをかけてきたわね。

「私はフリッツフォンマインシュタイン大佐である。君の告白を聞いたがよろしければフロイライン貴方のことが知りたくなった」

「そうですか。貴方が名乗った以上私も名乗りましょう。連合軍所属ミズモ・ラン准尉です。一つ聞きたいけれどその目はどうなされた。戦傷ですかね」

「いえ。これは生まれつきと言いますか初代皇帝の時代でしたら私は生きることはできなかったと言えばよろしいかな」

「そう。その辺は何も聞かなかったことにするわね。で、フォンが付くということは貴方も貴族階級という事で良いのかしら」

「そうです。しかし、なぜオフレッサー大将の申し出を断ったのか折角抜け出るチャンスというものだったのに其処が気になってな」

彼の言葉に私は言う。

「そうね。確かにそうかもしれない。でもね。あたしだって貴族の女の義務とやらを知らない訳ではないですよ。そして、そこで寵愛を受けれなかった者の末路もね。それに私はいわば野生児というか上流階級の出ではない庶民ですしね。まあ、それも身寄りも何にもない人間だしね。だからもしもあたしが子供作れる能力があった状態であの求婚があれば私は即座に受けたと言えばいいかしら。ヘルマインシュタイン」

「なるほど。貴方はとても聡明な女性だ。まさにワルキューレの化身だ」

「なんかすごく持ち上げてくれるけれどあたしは只生き延びるためにありとあらゆる戦術を用いて生き延びただけなんだけどね」

「それこそフロイラインが優秀な証拠である。吾輩には生憎と肉弾戦は不向きであるが貴方の役に立ちたいと思えるようになった」

それを聞いたあたしは言う。

「そう。じゃあさ。私の所に来てくれるかしらどうも指揮官というか母艦の上層部が皆怪我したり死んじゃったりして離れてばっかりなのよ。でシーマ女史が来てくれたけれどあの様子じゃあ早々と第三種戦傷で予備役は時間の問題だからさ。どうかしら」

「うむ。貴殿の部隊はいわば連合でも捨て駒的な立ち位置とみてよろしいのか」

「その通りでございます。マインシュタイン卿」

「そうかではわたくしも転属願を出すとしましょう」

とまあ、そんな会話をしてると黒髪の男性が私の所にやってきた。

「フロイライン。どうです今夜私と一晩」

「あら。人を口説くにはまず最初に名を名乗るのが礼儀ではなくて」

とまあ、私が言うと。

「これは失礼。私はオスカーフォンエイブル大佐である。見目麗しきフロイラインがいたので声をかけたのであるが・・・。まさかマインシュタイン大佐と同席していたとは・・・珍しいな」

とまあ、オスカーと名乗る男が言うとマインシュタイン大佐が言う。

「私は彼女がオフレッサー大将の求婚を拒んだ理由を知りたかっただけだ。ミズモ准尉後日改めて」

「あなたも壮健でね」

そして彼は席を立ったわね。で、私は改めてエイブル大佐となる人物と会話をすることにしたわね。

「エイブル大佐でしたね。貴方の噂は連合でも鳴り響いてましてよ。私の名前は海洋連合軍独立部隊ガンビアベイ隊所属のミズモラン准尉です。で貴方の噂をいろいろと聞いてましてよ。女たらしの帝国軍提督とね。泣かせた女は数知れずとか女の敵といろいろと噂を聞いてましてよ。まあ、戦場では勇ましく戦う姿はすさまじいの一言ですがね。で、もしや貴方の魂胆は私と一晩臥所を共にという算段かしらね」

「確かにそうだが。まさかここまで的確に指摘されるとはな」

「まあ、その辺は人それぞれなので私はとやかく言えませんが女性として一言いうならば結婚する気がないならば避妊してもらいたいわね。貴方今のままやりまくっていたらいつかひどい目を合うと言わせてもらうよ。まあ、私はいくら共にしても子供は無理だけどね。そういえば貴方艦隊戦をメインでしたね。実は私が所属する船の指揮官というか艦長が皆死んだり、転属して不在になりやすいのよね。まあ、その辺を言っても詮無いことですがね。私が所属する部隊は独立部隊いわば員数外の寄せ集めですしね。あら、ごめんなさい初対面の殿方にそれも帝国の人間にこのようなことを言ってしまって。オフレッサー大将から聞いたのけれどあなたも白兵戦をやっていたと聞いたけれど、ぜひ一度帝国軍人の戦士と白兵戦闘を体験してみたいものね」

私がそういうと彼は

「なるほどでは明日白兵戦訓練を行うので是非来てもらいたい」

という感じですんなりと行ったわね。

そして翌日帝国軍艦船ティーゲルの訓練場で私とオスカーとの訓練が行われたわね。

で、結果だけどあたしの全勝だったね。最後にオフレッサー大将とも一戦したけれどあの時は流石に死を覚悟したわね。

そして戦いが終わって・・・。

「オフレッサー大将貴方とは戦いたくはないね」

「それをいうなら私もだ。だが、わしも歳をとったことを実感したぞ。これは引退かもな」

「そうかもしれませんね」

で、エイブル大佐は・・・

「まさか、君があのワルキューレだったとはな。今夜私の奢りで一杯どうかね」

とまあ、口説こうとするのをマインシュタインも一緒になって集ろうとするのをみてほほえましくなったりしたね。

で、私も言う。

「まあ、あたしは入隊してからずっと戦闘工兵として身一つで最前線を渡り歩いてきた。MSに乗ったのはつい最近のことだけどね」

まあ、それを聞いたオスカーは思いっきり引いたというか私に跪いてきたわね。

「一体どうして・・・」

「話はマインシュタインから聞いた。私の艦隊と共に君の所へ転属するとしよう。私は君に惚れた。ならば惚れた女が戻る場所を用意するのも悪くないなと思っただけだ」

とまあ、オスカーが言うとマインシュタインも同じような感じだったわね。

「私も彼と同じだ。まさか君が准尉とはな。まあ、連合の人事にはとやかくは言わんが君の部隊に転属するとする。参謀として期待してもらって構わない」

「二人ともありがとうございます。というか上官なので欠礼を詫びます」

といって敬礼を果した後懲罰として目の前で腕立て伏せをやろうとすると彼らも同じようにしていたのは驚きだったわね。

まあ、このことが帝国と連合の融和として後の世に伝わるバルキリー隊となるがそれはまた別の話。

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